東京カンテイ 中古マンション動向~阪神間 高級住宅街区は上昇も 芦屋は経年積み上げでダウン
住宅新報 2013年5月28日 号 13面

中古マンション価格(阪神間)
兵庫県東部(神戸市を含む阪神間)エリア主要駅周辺の中古マンション取引価格について、東京カンテイの調べをもとに検証する。今回は、(1)神戸新交通六甲アイランド線(六甲ライナー)「アイランド北口」(2)JR神戸線(東海道本線)「住吉」「摂津本山」「芦屋」「尼崎」(3)阪急神戸線「西宮北口」「芦屋川」「岡本」(4)阪神本線「魚崎」「御影」(5)神戸市営地下鉄西神山手線「名谷」―の阪神間高級住宅街区各駅(尼崎市、西宮市、芦屋市、神戸市東灘・灘区)と神戸市須磨区。
【阪神間(灘・東灘区~芦屋・西宮・尼崎市)】「アイランド北口」駅は、3.3m2当たり平均単価86万円、前年比11.3%の下落。生活関連施設は充実しているエリアだが、供給過多や売出し価格が、同100万円以下の新築物件の登場で周辺の中古価格を押し下げた。
JR「住吉」駅は、同123万円、0.8%の下落。前年売り出されたリフォーム済み案件の販売残が主な要因。その反面、駅周辺の住吉本町は人気が高いエリアでミニバブル以前の物件は高い価格で取引されている。
JR「摂津本山」駅は同121万円、0.8%上昇した。ここ数年安定した取引で推移、根強い人気エリアだと考えられる。阪急「岡本」駅は同130万円、21.5%の上昇。両駅は並行するJR・阪急線で最も近接している駅であり、高級住宅街としても阪神間で屈指の人気エリア。
岡本エリアから海の手側に続く阪神「魚崎」駅も同99万円で10%上昇した。駅から徒歩圏内、フラットな地域で移動しやすく人気が高く、売り出す物件も少ないエリアで、同じく「御影」駅も同132万円、11.9%上昇した。学校跡地の駅前再開発の一環で大規模商業施設が開業するなども人気を高めた。
一方、JR「芦屋」駅は同133万円で、11.3%下落した。平均経年が前年に比べて上昇したことと、バス便エリアの人気薄が主な要因。阪急「芦屋川」駅は同108万円で13.7%上昇したものの前回14.4%の下落から比較すると横ばい。
つねに関西の「住みたい街ランキング」上位に入る阪急「西宮北口」駅は同137万円、8.7%の上昇。複合施設「阪急西宮ガーデンズ」の開業に伴い、同駅の利用客も増え、利便・文化両機能もアップしたことから、住宅地としても人気がさらに高まっていることが要因。
JR「尼崎」駅は同110万円。JR神戸線・宝塚線・東西線が結節、京阪神と阪奈・北摂方面を結ぶ中間ターミナル駅であり利便性も良く、駅直結の商業施設の開業などで新築・中古物件共に人気のあるエリアだが、今回は同2.7%下落した。
【須磨区】神戸地下鉄「名谷」駅は同47万円、同6.8%の上昇。駅周辺は生活関連施設が充実、新築分譲物件の売れ行きも好調で、中古物件価格も安定している。























