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プレミアム会員限定紙上ブログ 不動産屋の独り言 198 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 「近隣の同業者が管理会社から鍵を預かって」 対応が悪いと、結局自分が損をする

住宅新報 2013年4月23日 号 7面

連載: 不動産屋の独り言 〜賃貸現場の喜怒哀楽〜

賃貸・地域・鑑定

 今は郷里の福岡に戻っているお客さんの紹介で、甥っ子さんを都内の物件に案内した。

 何度も上京していただくワケにもいかないので一日で決められるよう5件ほどの物件に候補を絞って出かけた。

 事前に管理会社に電話して鍵の手配を済ませたが、現地対応になっている部屋、近隣の業者に鍵を預けてある部屋、事前に連絡してオープンにしておいてくれる部屋、と対応はまちまちであった。

連絡なし

 2件目に案内した物件は近隣の業者に鍵を預けてある、ということで管理会社から事前に電話をしておいてくれる約束になっていたのだが、言ってみると「そんな連絡は受けていないから鍵は貸せない」と断られた。何かの手違いだと思うのだが、ピンポイントでその店に鍵を借りに行っているのだから、少なくとも管理会社と打ち合わせしていない、などということは無いのだが、高圧的な物腰ですこぶる感じが悪かった。ちょっと気が利く人なら「うちの会社のほうに手違いがあったかも」と考えて、目の前で確認の電話をしてくれたりするものだろうが、雰囲気的に「邪魔だから早く出て行け」と追い出されているような感じだった。

 少なくとも、こちらのミスではなかったので不本意だが、一度その店を出て管理会社に電話すると、管理会社のミスで連絡してなかったことが分かった。すぐ電話するとのことなので数分後にその店に戻り、無事に案内を完了させることができたが、その物件に関してはすっかりテンションが下がってしまった。

面倒なのか

 そういう場合、その場で管理会社に連絡するか名刺を受け取って鍵を貸し出すか、どちらかのの便宜を図るものだろう。鍵を預かることが面倒で無報酬であったとしてもだ。

 私は、都内でなく近隣の物件であっても、過去に鍵の貸し出しなどで不快な思いをさせられた業者が鍵を預かっていた場合にはその物件の案内はしないことにしている。

 同様の話はよく同業者から聞くことがある。「昔は近隣のA社に預かってもらってたけど、どういうワケか鍵を貸し出さないことがあったんで、今は頼んでいない」という話だ。

 快く対応しないなら最初から鍵を預かるべきでない。

 (坂口有吉不動産・社長)

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