「女性大家の会」を運営 リーシングジャパン・沖野元代表に聞く 賃貸経営に必要な女性の視点 能力、感性を一緒に学ぶ 東京地区を固め地方展開も
住宅新報 2013年4月9日 号 5面

沖野元氏
――なぜ女性大家の会なのか。
「賃貸管理やコンサル業務を行っていて、女性の視点が大事であることを痛感しているが、女性大家が学べる場、発言できる場がないことに気付いた。私が関係している渋谷大家塾ではほとんどが男性大家で女性は1人か2人。勉強会後の懇親会への女性参加者はいないのが実情だ。女性大家が何を考えているのか、彼女らの感性を知りたいという思いがあった」
――会員資格などは。
「大家であるか、大家の奥さんで、女性であることが条件。所有物件の多い少ないは問わないが、現在、東京を中心に会員は20人。年齢は30歳代から60歳代までと幅広い。入会金、年会費はなく、毎月1回開く例会、見学会などの参加費が1000~1500円程度かかるだけ」
――どんな活動を。
「空室対策に役立つ講座・セミナーや物件見学会、交流会、懇親会など。3月22日には午前9時30分から正午まで、ドレスアップ講座を開いたところ20人中9人が出席した。マンションのモデルルームではないが、賃貸住戸にカーテンや家具を設置して実際に住むイメージをつくることで空室対策に役立てようというもの。今度はイケアに行って何か家具を買って、空き部屋に飾ってもらうツアーを企画している。このほか、新築賃貸マンションやリノベーション物件の現物を見てもらい、考え方などを学んでもらう見学会も実施。今後は関心の高い相続をテーマにした講座も考えている」
――収益などにつながるのか。
「ローズ会で儲けるという発想はない。ボランティアというか、一緒に学ぶという考え方だ。女性の能力や感性を生かして会を運営していけば、仲介やコンサルビジネスに自然とつながっていく。時に鋭い意見が出て、はっとさせられることがあるなど、お互いに刺激になっている」
――今後の目標は。
「会員の資産的背景は様々で、事業意欲おう盛な人もいれば、所有物件をしっかり運営したい人、当座の空室を解消したい人もいる。当面は、『会としての価値を高める』ことを目標に、『いいことを行っている会』という評判を獲得したい。女性大家の会はここだけ。東京の会員が100人になったら、次のステップとして、地方に広げていきたいと思っている」
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沖野元氏(おきの・げん)=教育産業、貿易業などを経て、不動産業界に。09年、賃貸管理、仲介、コンサルティングなどを行うリーシングジャパンを設立。4月から日大大学院理工学研究科(不動産科学専攻)で学ぶ。広島県出身、日大経済卒、45歳。























