12協議会の流通改革 ~動き出した事業者間連携~ 〈9〉 兵庫県中古住宅流動化推進協議会 耐震診断・改修に力点 建物〝下調べ〟も重要
住宅新報 2013年3月12日 号 4面
連載: 12協議会の流通改革

シミュレーションの様子
「阪神・淡路大震災の経験があるため、耐震に重きを置いて安心感を強めたい」(才本謙二会長)。この言葉通り、兵庫県中古住宅流動化推進協議会では中古住宅流通と併せて、耐震診断・改修の促進を図る仕組み作りを進めてきた。同県宅地建物取引業協会の尼崎支部と芦屋・西宮支部、全日本不動産協会の阪神支部などが中心となり、おおかたの制度設計を終え実践段階に入っている。
物件紹介からインスペクション(建物診断・検査)、購入、リフォームまでを一体的に提供する形がサービスの基本となる。買主から購入申し込みのあった物件に対し、売主の承諾を得てインスペクションを実施。この時、対象が旧耐震基準の物件であれば、耐震診断を必ず提案する。その後買主の意向を踏まえ、耐震改修を含めたリフォーム計画に移行。瑕疵保険の付保や地盤調査、シロアリ検査・保証もオプションとしてそろえた。
サービス提供に当たって、第三者性を重視している点も特徴。インスペクションは、協議会に参画する兵庫県建築士事務所協会と、兵庫県建築士会のそれぞれ阪神支部が担う。これとは別にリフォームについては、県指定の『改修事業者』に登録し、かつ協議会の講習を修了した事業者を紹介する流れだ。






















