12協議会の流通改革 ~動き出した事業者間連携~ 〈6〉 静岡不動産流通活性化協議会 瑕疵保険に防蟻、地盤・土壌テストなど 付加価値高め流通させる
住宅新報 2013年2月19日 号 4面
連載: 12協議会の流通改革

静岡不動産流通活性化協議会が推奨する中古住宅のイメージ図
『土地』『建物』『価格』に対する安心を提供し、売主・買主間の情報の非対称性を解消する。そして住宅を、責任を持って次の世代に渡す社会に変えていく――。静岡不動産流通活性化協議会(市川宜克会長)が目指すのは、こうした循環型の社会だ。
その具体的手段として、今年度は〝付加価値物件の流通〟を実践している。協議会が窓口となり、宅建業者に売却依頼のあった物件についてインスペクション(建物診断・検査)と土地グリーンテスト、防蟻、価格報告書の作成といったサービスを会員企業・団体が行ったうえで、オークションサイト『リアルeオークション』に出展。取引を成立させる仕組みだ。
各サービスを細かくみていくと、まずインスペクションは既存住宅売買瑕疵保険に係る検査として、日本住宅保証検査機構(JIO)の検査員が担う。適合と認定されれば、取引成立後に買主が任意で保険に加入できる。土地グリーンテストは地盤強度と地中堆積物の確認、土壌診断の3本柱で、会員の地場業者と業務提携したうえで実施。防蟻についても同様だ。これらの付加価値を踏まえて、不動産鑑定士が価格査定を行い、報告書を提出する。個人間売買の場合、サービスの利用に当たって売主が負担する費用は約23万円(建物面積120m2)だという。






















