放射線低減の膜材料 除染用バックなどに 太陽工業・平岡織染が開発
住宅新報 2013年1月22日 号 9面
大型膜面構造物メーカーの太陽工業(大阪市淀川区)はこのほど、テント・シートメーカーの平岡織染(東京都台東区)と共同で、放射線低減膜材料「ラプロテックス」を開発、販売を開始した。
素材は、ポリエステル繊維の基布に、胃部X線検査でも使用される硫酸バリウムと塩化ビニール樹脂などをコーティングしたもの。鉛やレアメタルを使った従来の他社製品と比べ、低コストで柔軟性・加工性に優れた特性を備えている。製品は3種類で、最も性能を重視したタイプ(厚さ2.1ミリ、重さ1m2当たり4.5キロ)では、X線は約78%、γ線だと約2%遮蔽する。膜素材を重ねると更なる放射線低減も期待できるという。
用途は、低レベル放射性物質を含んだ土壌や焼却灰を入れる除染用バッグのほか、バッグを被覆する野積みシートやテント構造物による一時保管庫などを想定している。更に、低レベル放射線地域で働く人々の作業環境の改善にも貢献できるという。販売価格は製品ベースで、従来の膜面構造物の2倍から4倍になる見通し。





















