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スタンダード会員限定環境不動産を格付け 評価員制度スタートへ 来年5月メド認証本格化 IBEC 既存オフィスビルが対象

住宅新報 2012年12月4日 号 12面

マンション・開発・経営

 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)が来年5月以降をメドに、環境不動産の評価制度を本格化させる。不動産物件の環境価値を判断するツールとして、同機構が5月に公開したCASBEE不動産マーケット普及版を用いて、運用段階にあるオフィスビルを評価するもの。ビルオーナーや宅建業者が賃貸、売買する際のPRツールなどとして活用することが期待される。このほど、同制度に基づき、評価する評価員制度を創設。来年1~2月に東京と大阪で1回目の講習・試験を行う。

 IBECでは認証制度について、11月から先行的にスタートしており、制度本格化に向けて、改善点などを探っている。制度の本格的な開始に当たっては、外部の認証機関に業務を委託する考え。13年度明けから認証機関を募集して、認定。5~6月頃の制度本格開始を目指している。

 CASBEEマーケット普及版は、不動産の取引や売買などに携わる人向けに開発されたものだ。

 既に認証制度などのある既存ツール(CASBEE新築など)が建築設計者向けに構築されており、評価項目は約100に上る一方、普及版では、評価項目を21に簡素化したほか、公共施設との近接性など、不動産価値に影響を与える可能性の大きい項目を加えている。

 評価は100点満点で行う。点数に応じて、5段階で格付けする。78点以上が最高ランクのS、66点以上がA、60点以上がB+、50点以上がB-、50点未満がCだ。認証対象について制度開始当初は、オフィスビルが対象だが、今後、物流施設などニーズに応じて、拡大する考えだ。

 なお、評価員制度の登録には、同機構が行う講習の受講と試験の合格が必要。受講・受験資格は特にないが、不動産鑑定評価や管理、運用などに携わる人を想定している。参加費用は受講料が7000円、受験料は1万5000円。合格後の登録料は1万円となっている。問い合わせはIBEC、電話03(3222)6698まで。

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