電気やガスのエネルギー使用状況の表示(見える化)などを行うHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)のマンションへの導入が増えている。東日本大震災以降、エネルギー需給のひっ迫が指摘される中、入居者の省エネ行動に寄与するなどとして、行政の後押しも大きい。マンション全体では1棟単位でエネルギーをコントロールするMEMS(マンションエネルギーマネジメントシステム)の事例も出てきている。マンションを中心に、HEMS活用の現状と今後の拡張性を探った。
マンションの付加価値サービスを提供するファミリーネット・ジャパン(東京都渋谷区・FNJ)が、マンション向けにHEMS機器、me-eco(ミエコ)の提供を開始したのは、10年だ。以来、導入戸数は順調に伸びている。10年度の268戸に対して、12年度は1489戸。13年度以降の導入決定物件数(竣工前含む)を含めると今年10月末現在で、累計7900戸程度(今夏に提供を始めた戸建ての実績を含む)に上る。
「元々あった地球環境問題に加えて、昨年発生した東日本大震災以降、消費者の省エネ意識が高まっている。その中で、住宅に必要な付加価値としてエコをキーワードに商品展開されるディベロッパーが増えている印象。HEMSはその手段の1つとして使われているのではないか」






















