相続税にかかる遺言執行者(遺産分割協議書のアドバイザー)の体験談(14) 不動産鑑定士・税理士横須賀博 その13開始前3年以内の贈与は相続財産 計画的な承継目指した経営者
住宅新報 2012年10月23日 号 5面
連載: 相続・遺言執行者の体験談

ある会社社長の生前贈与の例
計画的な承継目指した経営者
ある会社の社長は、鉄鋼関係の会社の経営者として精励していた。子供は兄弟2人で次男は長男と波長が合うというか、常に一歩下がって長男と接するという円満な間柄であった。そんなある日、社長が突然病魔に冒され、あっと言う間にこの世を去ってしまった。
ところで、亡くなった社長は手堅い人で、生前より後継者である長男に対しては、自社株式を毎年贈与すること、次男に対しては住宅取得資金として、非課税の限度額以内を贈与することにより、節税対策と事業及び財産の円滑な承継を目指してきた。更に、その余の財産については、私のアドバイスを受けて遺留分を考慮しながら公正証書遺言書を作成し、私はこの遺言執行者として指名されていた。























