長期優良仕様で建築費アップ 認定マンションの事業性は? 「タワー」スケールメリットで採算性も 消費者の資産意識が重要に「中低層」
住宅新報 2012年8月28日 号 10面

長期認定状況
「中低層や小規模のマンションで認定を受けるのは、事業採算面でハードルが高い部分がある。積極的に進めていこうとすると、販売価格の上昇を理解してもらえるかがポイントになる。現状では、場所を選ぶのではないか。一方で、タワー型は物件の規模がメリットとして効いてくる。工夫すれば採算に乗せながら導入できる可能性がかなりあるなと、今回の物件(パークコート六本木ヒルトップ)で実証できた」
三井不動産レジデンシャル都市開発一部開発室の稲田信行室長は、長期優良マンションの事業性についてそう話す。同社では今秋に東京都江東区で販売開始予定のタワーマンション、パークタワー東雲でも認定を取得。「一般のサラリーマンでもお買い求めしやすい価格帯になると思われる」(稲田室長)という。以降も、複数のタワーマンションで同様の試みを進める考えだ。
また、中低層型のマンションについても、「タワー型での取り組みの中で、消費者に感心を持っていただき、長く建物を維持することに価値を見出す方が増えれば、派生していける可能性はあるのではないか」(同)と話している。





















