点検 不動産投資 宮城大学事業構想学部教授 田辺信之 第17回 グローバル不動産投資市場 日本の高リターンに魅力 海外資金流入は価格形成に影響大
住宅新報 2012年8月28日 号 5面
連載: 点検 不動産投資
オフィスビル市場、賃貸住宅市場に続き、今回からはグローバル不動産投資市場をテーマとして扱っていきます。一口にグローバル不動産投資市場といってもかなり広範囲にわたるので、本シリーズではインバウンド投資(Inbound、海外から日本への投資)を中心にすることにします。最初に、グローバル不動産投資市場の概要と日本市場への影響を整理しておくことにします。
グローバル不動産投資市場の規模は、どこまでを対象とするかによって数値が変わりますが、プルデンシャル・リアルエステート・インベスターズの調査によれば、世界全体で約26兆ドル(約2000兆円)とされています。国別に見ると、第1位が米国(6.7兆ドル)、第2位が日本(2.7兆ドル)、第3位が中国(1.9兆ドル)、以下、ドイツ(1.6兆ドル)、イギリス(1.4兆ドル)、フランス(1.2兆ドル)と続きます。ポイントは、日本の市場規模は世界第2位、アジアでは第1位ということです。このことは、グローバル不動産投資をしてリスク分散をしようとすれば、日本は無視することのできない規模を有する市場であることを意味します。





















