点検 不動産投資 宮城大学事業構想学部教授 田辺信之 第16回賃貸住宅市場 長期化する〝賃貸暮らし〟 晩婚、未婚急増で需要構造は大変革期に
住宅新報 2012年8月21日 号 3面
連載: 点検 不動産投資
点検不動産投資・賃貸住宅市場を検証するシリーズ最終16回目。これまでのインタビューを通じて分かってきた、個別分野における賃貸住宅の現状と市場構造を、展望を交えて総括する。
前回までアパート、賃貸マンション、外国人向け賃貸住宅、高齢者向け賃貸住宅、さらには社宅代行業務、賃貸仲介業務について、有識者に話をうかがってきました。また、最後に国土交通省に現状認識、今後の施策などについて話をうかがいました。各形態の賃貸住宅の市場特性については中間で整理しましたので、今回は賃貸住宅市場の全体感について述べることにします。
まず、賃貸住宅市場の現在の市況に関しては、少なくとも東京都心部のアパートやマンション(ミドルからアッパーミドルクラス)については、一時期の供給過剰感が薄れ、賃料も下げ止まりつつあると言えるでしょう。一方、外国人向けをはじめとする超高級賃貸住宅については、競争環境が厳しく、立地、仕様などによる格差が生じているようです。





















