相続税にかかる遺言執行者(遺産分割協議書のアドバイザー)の体験談(3) 遺言書を確たるものにするには 2文字の欠落が招いた紛争 その2
住宅新報 2012年7月31日 号 5面
連載: 相続・遺言執行者の体験談
ある会社の社長が亡くなられ、葬式を済ませたある日、相続問題について相談を受けた。秘密証書による遺言書があるとのことから、所要の手続きを済ませ遺言書を手にし、相続人にその内容を開示することとした。
もともと亡くなられた社長から私に「相続が発生したら遺言執行者になってもらいたい」との依頼を受けてはいたが、遺言書の詳細な内容までは把握していなかった。
ただ、相続人の兄弟ABCの3人のうちAだけが、亡くなった社長との間で悶着が絶えず、やむなく財産の生前贈与がなされていた。そんなことから、秘密証書による遺言書を読むにつれ、亡くなった社長の気持ちがありありと読み取れた。























