紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言155 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 お客さんから頂いた手紙とお礼 何よりも代え難い〝勲章〟
住宅新報 2012年6月12日 号 5面
春先に東京の大学に入学する娘さんと母親が部屋探しで来店した。今日中に部屋を決めて愛知の自宅に帰りたいとのことで、来店したのはお昼頃。21時の最終の新幹線を予約してあると言う。予算的な条件はさほど厳しくないし、時節柄ワンルームはけっこう出ているので、簡単に見つかると思っていたが、なかなかピッタリの部屋がない。間取りは良くても日当たりが良くなかったり、新築でも1階の部屋しか残ってなかったりで、何件か案内したが妥協できるような部屋もなかった。
焦って探すが
いたずらに時間だけが過ぎていき、お客さんも私も焦り始めた。確かに、新入生の部屋探しとしては少し出遅れたかもしれない。だが、何校も受験していて最終的にどの大学に進むか決まったのは前日のこと。まあ、用意のいい学生は大学が決まっていなくても、部屋だけは先に確保していたりするが。























