点検 不動産投資 宮城大学事業構想学部教授 田辺信之 第4回賃貸オフィスビル市場 縮まる賃料格差、影響増す個別性 日本土地建物CREソリューション本部鑑定部課長 福井勝也氏に聞く
住宅新報 2012年5月15日 号 3面
連載: 点検 不動産投資
「点検 不動産投資」賃貸オフィスビル市場の第4回は、不動産鑑定の現場から見た今の賃貸オフィスビル事情に焦点を当てる。賃料相場の下落により、「アセットの選択でレジデンスとオフィスの競合が都心で起こっている」と話す、日本土地建物・CREソリューション本部鑑定部課長で不動産鑑定士の福井勝也氏に聞いた。
||最初に鑑定依頼の動向についてお聞かせください。
福井氏 当社の鑑定業務は、法人が所有する不動産のソリューションという位置付けのひとつとして、CRE戦略支援を打ち出しているところに特徴がある。そのため、遊休地や資産の有効活用、バランスシートの改善といった目的が多く、最近は財務諸表がらみの鑑定依頼が目立っている。収益不動産の売買に伴う鑑定依頼の割合は以前と比べてやや減っているが、リートやSPC、あるいは本業ではない不動産の有効活用として収益ビルを保有したい企業などからオフィスビルの鑑定依頼がある。





















