ニッセイ基礎研不動産レポート 〝新世代〟Aクラスは サスティナブルビル
住宅新報 2012年5月8日 号 3面

ニッセイ基礎研
ニッセイ基礎研究所はこのほど、「大型ビル竣工ラッシュで弱含む東京オフィス市場」(松村徹・金融研究部門不動産研究所部長)と題して、空室率が上昇し賃料が低下した12年第1四半期のオフィスビル市場レポートをまとめた。市況回復の遅れが目立つものの、「賃料の下落率は縮小傾向を強めており、新築ビル竣工に伴う企業の移転ラッシュが一段落する12年下期には、品薄となったAクラスビルを中心に市況が改善する」と指摘した。
今年以降に竣工するのは、多くが強固な地盤に高い耐震構造に加えて、非常用電源設備や高い省エネ性能を備えBCPニーズに合致した『新世代』のAクラスビルで希少性が高い大型ビルが中心。現時点では希少性と(既存ビルに対する)競争力が高いことを理由に挙げた。
なお同研究所では、これらの『新世代』のAクラスビルをサスティナブルビルと位置付けて、その評価軸となる7つの条件と15の評価項目を示した。立地条件、構造、設備の基本的な条件に加え、環境性能、アメニティ、デザインとビルオーナーやビル管理者の危機管理能力も重要な要件としたのが特徴。環境性能については、LEED、JHEP生物多様性、CASBEE、東京都トップレベル事業所、日本政策投資銀行のグリーンビルディング認証の第三者による認証取得を評価項目とした。





















