紙上ブログ 悪徳不動産屋の独り言第148回 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 草むしりやポイント集め義援金に 管理物件で広がる復興支援
住宅新報 2012年4月24日 号 5面
管理会社の苦労をよく分かってくれる家主さんがいる。年に一度、業者に3万円でアパートの草取りを依頼していたが、阪神大震災の際、こうお願いしてみた。「中学生になる私の娘とその友だちに同じ3万で草取りのバイトをさせてやってもらえないでしょうか?」と。家主さんは二つ返事でOKしてくださった。
というのも、ただの草取りではなかったから、である。娘には「お父さんの店で管理させてもらっているアパートの草取りを、お前と友だち2人か3人でやらないか? バイト料は全部で3万円。ただし、お前たちがバイト料として受け取るのは半分。残りの半分は阪神大震災の被災地に寄付しなさい。と言っても、お前たちだけに負担させるのでは可哀想だから、お父さんも1万5000円足して3万にしてやるから、それでどうだ」と聞くと、娘も友だちも喜んでくれた。
生きた金に























