森ビルグループ 地方の再開発に注力 高松、熊本で街づくり支援
住宅新報 2012年4月24日 号 3面

約60の店舗リーシングも受託した丸亀町グリーン
東京都心部や海外の大規模再開発で実績を挙げてきた森ビルグループが、大型再開発事業で培った街づくりのノウハウを生かし、地方都市中心地の再開発でも支援、コンサルティングなどに力を入れている。グループ会社の森ビル都市企画が事業全体の推進業務やコンサルなどの支援業務を請け負った「くまもと森都心」(熊本市)と「丸亀町グリーン」(高松市)の2つの再開発事業がこの春相次いで竣工。岐阜では00年に岐阜駅周辺の整備で商業施設を開発し、PFIによる施設運営を受託したほか、07年にも岐阜駅に隣接するJR操車場などの一帯の再開発で事業協力者として参画した「岐阜シティタワー43」が竣工した。更に広島駅の隣接地で商業施設と42階建ての住宅棟の開発が進む第一種市街地再開発事にも参画し、15年に竣工を控えている。
同社が業務代行者として総合コンサルティングを手掛け、この4月19日にオープンした高松丸亀町商店街G街区第一種市街地再開発事業「丸亀町グリーン」(香川県高松市)では、再開発コーディネート、権利変換計画の作成、設計・工事監理、施設計画に加え、約60に上るテナントのリーシングと完成後の施設の運営も受託する予定だ。
「丸亀町グリーン」は、400年以上の歴史がある高松中央商店街のひとつである高松丸亀町商店街の再開発事業として、高松丸亀町商店街G街区市街地再開発組合が20年の歳月をかけて取り組んできたもの。延べ床面積4.4万m2の複合施設2棟には、約60の商店舗、ホテル(175室)、広場、駐車場や駐輪場など多様な機能を集積。販売開始から約3カ月で完売した96戸の住宅を併設し、市街地中心部における居住人口の増加にも貢献するという。
公募事業や事業主サイドからのオファーなどで各事業に参画しているという同社によると、それぞれの地域特性を生かしながら新しい機能を備えた都市へと更新を支援することで、地方都市の活性化に貢献していくとしている。





















