悪徳不動産屋の独り言 第146回 「本来なら迷惑料を請求したい」 要求多い客がキャンセル
住宅新報 2012年4月10日 号 5面
「残念です」
先ず入居の時期である。「日割発生を2カ月後からにしてもらいたい」と言う。なんでも「今住んでいるのは持ち家だが、再来月にはアメリカで暮らしている娘夫婦が帰国するので使わせて、別の娘が近々離婚するので一緒に暮らすためにその家を借りるつもり」とのこと。当初は個人契約と言っていたのが法人契約でと言い、連帯保証人が立てられないから保証会社を使いたいと言い、その都度受けてきたが、結局は「娘夫婦の帰国が延びた」という理由でキャンセルになった。
キャンセル自体は仕方ない。だが、手頃感のある物件だったので、その間も何件か問い合わせが入っていて、断ってもいた。「2週間以内に結果が出るので」と二番手であることを了解した上で申し込みしてくれていたお客さんは、「たぶんダメだろう」と諦めて他を当たって決めてしまっていた。私が「一番手の方はキャンセルになりました」と電話すると、「あの家のほうが良かったんですけど、待ってる余裕がなくて、すごく残念ですね」とのこと。























