満室稼働の飯野ビル 『環境認証』相次ぎ取得
住宅新報 2012年2月21日 号 3面
旧飯野ビルの建て替え事業で11年10月に満室開業した飯野海運の飯野ビルディング(東京・内幸町)は、環境技術を積極的に取り入れ、省エネ効果の高い高性能ビルに生まれ変わった。11月には、27階の同社オフィスが米国の環境対応評価システム「LEED」の最高ランク認証を日本で初取得。続いて建築環境総合性能評価システム(CASBEESランク)、日本政策投資銀行のグリーンビルディング認証でも最高位の認証を取得し、次世代型の環境ビルディングとして高い評価を得ている。
エネルギーの消費量を抑える環境性能は、設計時には「従来の同規模ビルと比べて46%削減」と想定していたが、テナント入居が進む中での実測(速報)ベースの削減効果はそれを上回る半減以上が期待できるという。
消費エネルギー半減にあたっては、テナントビルでは国内初の試みとなる外壁ダブルスキンを4面に採用したことと、コンパクト化したデシカント空調システムと自然換気を大いに活用したことが大きく貢献している。インナーサッシとアウターサッシの間隔を80センチも設けたダブルスキンは、日射の遮蔽や自然通風を促す機能を併せ持つ。ちょうど人が一人入れるほどスペースが確保されているため、清掃やメンテナンス時の安全性も高い。こうした環境性能や周辺地域への環境貢献といった取り組みも勘案され、容積率不参入も認められたという。





















