『コア投資』に向かう12年 世界不動産投資 CBRE見通し 注目される日本の不動産
住宅新報 2012年2月14日 号 3面
シービーアールイー(CBRE)は、12年のグローバル不動産投資市場について、「投資家がリスクの低い安定的なインカムゲインを期待できる優良物件を対象とした「コア投資」戦略を強めることから、コア投資市場とその他の二極化が進展する」との見通しをまとめた。
それによると、欧州の債務問題の影響から先行き不透明な状況が続いて経済活動が停滞しているため、テナント企業は今後の移転先の決定にますます慎重になり、需要は昨年程度にとどまると予測。こうした状況を受けて欧米の投資家は、確実な投資先として流動性や透明性が高い一等地の優良物件からなるコア投資市場に集中。防衛的な投資戦略を採用する方向に向かうとした。これに加えて、融資引き締めも続いて新規供給が不足していることも、既存優良物件のパフォーマンスの押し上げ要因になるとみている。
またローカルな投資家の積極姿勢に支えられ、強い経済を示してきたアジア市場も、中国経済の減速と欧米の経済リスクの影響の波及に対する懸念が増加。先行きも明るく成長市場のアジアだが、中国経済に依存した成長シナリオは崩れ、先進国経済を含むグローバルな動向に左右されやすくなっていくことは免れないと指摘している。





















