森トラ 都の帰宅困難者訓練に参画
住宅新報 2012年2月7日 号 3面
震度6を想定し、東京都が2月3日に東京駅、新宿駅、池袋駅などで同時開催した「帰宅困難者対策訓練」が、底冷えする都内各地で行われた。東京駅ではJRや東京地下鉄といった交通機関が乗客保護、仮宿泊訓練などを、また東京駅に隣接する丸の内トラストタワーではビルを所有する森トラストが東京都と連携し、帰宅困難者の受け入れ訓練(写真)を実施した。同ビルは、都市再生特別地区の都市計画に基づくプロジェクトとして、帰宅困難者の一時的な避難などを支援する場所を整備しており、今回の大規模訓練に参画。受け入れ側スタッフ約30人、避難者約100人規模の訓練が繰り広げられた。
10時の地震発生の合図で訓練が一斉にスタート。同ビル1階フローに設けられた避難スペースに、避難者役の同社社員が続々と来館。備蓄が足りないとの想定で毛布を都へ提供する訓練をはじめ、避難者の誘導や受け付け対応、大画面モニターによる情報提供、仮設トイレの使用などが行われ、備蓄している食糧や毛布なども配布された。
また同社が災害対策用に構築している「グリッド型BCP」(事業継続計画)を通じ、同施設の避難状況を防災拠点を置く東京本社に映像つきで配信しながら、本部の指示を仰ぐ疑似訓練も併せて行われた。
東日本大震災では、仙台で同社が運営する施設が帰宅困難者の一時避難場所として機能。被災地にある施設を開放し、延べ1万1000人の帰宅困難者・被災者を受け入れた。被災地での経験を踏まえ、防災対策を見直してきた同社。都市開発において地域と連携した防災機能の向上に努め、行政機関などと共に強固な事業・地域継続計画の確立に向け様々な取り組みを継続的に行っていく方針。3月1日には、同施設で独自の防災訓練を行うことを計画している。





















