目指すは『接客日本一』の賃貸店舗 東建コーポレーション・首都圏事業ブロック仲介管理部管轄責任者 前田 勇さん
住宅新報 2012年1月17日 号 2面
連載: ひと
名古屋に本社を置く東建コーポレーションが、斬新なデザインの店舗展開に乗り出した。新設も含め全国に独自スタイルの新「ホームメイト」店を拡大する計画で、関東では年明けに3店舗が新装オープンした。
「若い人や女性の志向に合わせて、白とピンクを基調とする色使いやインテリアに凝った店舗に一新し、店内が見えにくくて、入りづらいと言われる仲介店舗のイメージを払拭した」
「繁忙期を迎えた年明けの新装開店から、来店や売上は倍増ペースが続いている」と話すのは、首都圏ブロックの中心機能を担い甲州街道沿いに移転オープンした新宿店の店長も兼ねる、首都圏事業ブロック/仲介管理部管轄責任者の前田勇さん。
「潜在的なバリアを取り払うだけでなく、お客様を笑顔で心からもてなす、『接客日本一』のお店につくり上げたい」と、自分なりの高い目標も掲げる。
新「ホームメイト」店はデザインを一新しただけにとどまらない。紙の使用を極力減らしてパソコン主体の商談に切り替え、電話も固定電話ではなく普及するスマートフォンを採用。LED照明を取り入れて環境配慮にも対応した。
座りやすいようにと、来客用の椅子をあらかじめカウンターから少し間隔をあけておくなど、『接客日本一』を目指す店舗ならではの心配りもさりげない。近くアイパッドも営業ツールとして導入し、「早く店先でも自由気ままに部屋探しをしてもらえるようにしたい」と話す。
賃貸の巨大マーケットである東京の中心地で同社賃貸事業のブランド力を高めていくことと、業績向上という高い目標が新宿店には課せられているが、仲介にとどまらず土地活用の相談に対応したり、優秀な人材を呼び込む面での相乗効果も期待されている。
スタッフ5人が夜8時まで接客をこなすが、繁忙期入りで早くも人手不足にも直面。店舗開発や接客力を磨くスタッフの育成などマネジメント業務にも追われる多忙な毎日が続く。
98年に入社し、これまでの新規出店でも幾度となく初代店長に抜擢された。独自の仲介スタイルの確立を目指す全社的な取り組みに今回ばかりはプレッシャーを感じている様子だが、『接客日本一』というそれをはねのける熱い思いが今の前田さんを突き動かしている。 (市川 佳之)























