ニュースが分かる! QアンドA 始動した「元付け不動産情報サイト」
住宅新報 2011年12月13日 号 18面
連載: ニュースが分かる!Q&A
地域業者活性化への試金石
デスク「東京都宅地建物取引業協会と東京都不動産協同組合が共同開発した新しいWEBサイト『ハトマーク東京不動産』(略称、ハトさん)が12月1日に始動した。地域に根差す元付け(モトヅケ)業者が提供する元付け物件に限定した物件情報サイトだが、スタート時の参加会員は何社くらいかね」
担当記者「登録会員数は689社で、当初の想定を上回ったようですが。協会の会員は約1万5500社ですから、これからが本当のスタートです。池田行雄会長は『会員の総力を結集して、日本一、ユーザーに信頼されるサイトを目指す』と、相当に力が入っています」
デスク「そもそも、どうして独自のサイトが必要なのかね。既存サイト『ハトマークネット』があるはずだし…」
記者「大手から中小まで参加している民間のサイトだと、地域の中小業者は埋没してしまう。かといって、不動産情報サイトがないと商売にならない。そこで、独自のサイトを、となったわけです」
デスク「会長は確か、『既存のサイトはユーザーの反響が取れない。反響の取れるサイトを』という会員の強い要望に対応した、と話していた。本当に反響が取れるものになるのかどうかだな」
記者「いま、様々な不動産ポータルサイトがありますが、重複情報も相当含まれているのが実情です。、地域業者の特性を生かした量ではなく中身で、つまり元付け物件で勝負をしようと。特に賃貸物件を中心に、正確で新鮮な元付け情報で、というわけです」
デスク「全国の地域業者にとって、『ハトさん』の動きは活性化の試金石であり、注目されるだろう。相当な投資が必要だったのではないか」
記者「それが数千万円で実現したそうです。『使い勝手がよく、反響が取れる、しかも安く』ということで苦慮したそうですが、そこに登場したのが『クラウド』です。比較的短期間で稼働にこぎ着けることができたようです」
デスク「問題は今後、参加会員をどれだけ伸ばせるか、元付け物件自体をどこまで増やせるか、更に一般ユーザーへの認知度をどこまで高めることができるかだな」
記者「池田会長は『不動産サイトの世界の地図を塗り変えることができるかもしれない』と言っていました。その可能性もありますね」
デスク「東京は不動産業者が最も集積する地域だから、可能性は十分だし、この動きがほかの地域に影響を与えることも考えられる。これからの動きに注目したいね」























