悪徳不動産屋の独り言 第130回 毎年お米を送らせていただく2人 元「花街の母」と元酒屋の奥さん
住宅新報 2011年12月13日 号 5面
悔しい
私とのご縁は、その芸者さんもブログをしていて、互いに読者であって、コメントの遣り取りをしていたことによる。たまたま帰省する際、どうせなら、と旧友を誘って温泉に泊まり、初めての芸者遊びを体験することになった。と言っても、延長してまで話し込んでしまい、肝心の踊りも見ずじまいに。以来、私の健康を気遣って毎年果物をお送りいただいている。
一方の老婦人、先日、米が届いたお礼の電話をいただき、気になる話があった。以前は亡くなられたご主人と千葉で酒屋をやっていた。情に厚い奥さんはご近所の生活苦の家族の奥さんが店の裏口から訪ねてきて「子供の塾の費用が払えないのでおカネを貸してほしい」と頼まれたりすると貸してあげたり、他のお客さんにも払いを待ってやることが度々あったのだとか。地域にお世話になっているんだし、それくらいは当然のこと、と思っていたようだ。だが、近くに酒のディスカウントストアが出店すると、その人たちは皆、「少しでも安い店から買おう」と、店に来なくなり、中にはビールのダンボールを抱えて堂々と店の前を歩いていく人もいたとか。それには事情を知っているバイトさんからも「悔しいですね」と言われたとか。























