第2の人生を豊かに 福田郁雄の不動産投資術(26) 海外不動産に投資する若者
住宅新報 2011年9月13日 号 8面
レバレッジ最大限に
ITの普及が背景
最近の若い人たちの不動産投資は海外が舞台です。ITの急速な普及により、瞬時に世界の情報が得られ、資金の移動もパソコンで出来るようになるなど、インフラ整備が進んだことによって、一機に広がりを見せています。
フィリピンのセブで売り出した日本人向けコンドミニアム約500戸が一日で売り切れてしまったといいます。インターネットで情報を得て、若い人々が購入しているのです。
彼らは国を信じません。自分の身は自分で守るという意識です。年金も当てにしていないし、日本国債の暴落、円の価値が減価した場合のことを真剣に考えています。
そもそも投資は成長するエリア・分野で行なうものです。エリアは東アジアに移動しており、不動産投資においても東アジアの成長を取り込もうと考えることは当然です。
メリット・デメリット
海外不動産投資のメリットは沢山あります。成長エリアで投資することによって、毎年の家賃上昇、不動産価格上昇の恩恵に預かれます。トレンドに乗る投資なので分かりやすいでしょう。
為替について色々言われますが、差損もあれば差益もあります。短期では読めませんが、長期で考えれば、成長していく国の通貨は強くなっていくでしょう。
管理について不安を感じる人も多い。しかし、物件管理をするのは不動産業者なので、近くにあっても遠くにあっても同じです。
信頼できる不動産業者に依頼することが大切です。すでにアジアの主要都市には日本の不動産業者が沢山進出しています。東京の人が福岡で不動産投資する感覚と何ら変わらないでしょう。
難点は融資です。この点は、極端に低い日本の金利が有利に感じられます。しかも、満額融資もあり、レバレッジが最大限かけられるのが魅力です。海外では一般的に現金か、多くて50%の融資、ビザを取ったとしても70%までが一般的です。
最終返済年数が60歳ぐらいまでと短いなどの難点があります。
(ふくだ・いくお=福田財産コンサル社長)





















