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スタンダード会員限定街の不動産トラブルを解決する 54 調停人候補者紹介 【調停人候補者】 柴田章貴氏 あき不動産管理(株)代表取締役(愛知県春日井市)

住宅新報 2023年10月10日 号 7面

連載: 街の不動産トラブルを解決する

総合
  • 柴田章貴氏

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ADR(裁判外紛争解決)という概念には、裁判以外の紛争解決手段が広く含まれます。日本不動産仲裁機構に寄せられる様々な相談のうち、制度上の正規の和解手続きに至るものはごく一部ではありますが、ADR制度を背景にお客様の相談に向き合う調停人の日々の活動はそれ自体が広い意味でのADRと呼ぶことができるでしょう。ここでは、そのような街の不動産業者(調停人候補者)の方々の声をご紹介します。

 私が調停人候補者になる前のできごと、愛知県でとある築30年の1億円のマンションの売買があった際のこと。そのマンションは立地が良く、レントロール(家賃表)から長く住んでいる人が多いこともうかがえ、買主がすぐに見つかり仲介にて引き渡しをしました。

 購入から2年ほどたったある日、その物件に20年以上住んでいた人の退去がありまして、退去後の室内の様子がひどいようでした。どうやら管理会社が退去立ち合いをせずに退去を済ませてしまったようで、当時の仲介をした私に故意に矛先を向けたようです。私は宅建業法に則り引き渡しをしているので問題はなかったと思います。

 その後、その居室の原状回復に300万円ほどかかってしまったようです。

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