古民家宿の物語 日本全国リノベーション 145 JIKON SAUNA -TOKYO- (中) 「ととのう空間」、サウナを中心に再生した宿づくり
住宅新報 2026年8月25日 号 11面

土蔵の中はアースバッグサウナにリニューアル
リノベーションで最もこだわったのは、「古民家だからこそ実現できるサウナ体験」をつくることだった。「アースバッグサウナ」という工法を採用し、サウナから出た後の「ととのう」時間にも工夫を凝らした。 ライター/インバウンドコンサルタント 此松武彦
サウナの魅力を追求
建物の中心となるサウナには、一般的な木造サウナではなく、「アースバッグサウナ」という工法を採用している。土を詰めた袋を積み上げてつくる構造で、蓄熱性が高く、やわらかな熱に包まれるのが特徴だ。土壁を持つ蔵は断熱性と蓄熱性に優れ、サウナとの相性が非常に良い。古民家の歴史を残しながら、新たな役割を与えた象徴的な空間となっている。
敷地には昔ながらの広い庭が残されており、この開放感を最大限に生かして外気浴スペースを配置。都会では味わえない静かな時間の中で、鳥の声や風、木漏れ日を感じながら身体を休められる。
















