リスト、バンコク拠点を移転 アジア富裕層向け不動産事業を強化

総合不動産のリストグループは、グループ会社のリストインターナショナルリアルティ タイランドが、タイ・バンコクのオフィスを中心部の「Gaysorn Amarin Tower(ゲイソンアマリンタワー)」へ移転したと発表した。アジア圏で拡大するクロスボーダー不動産事業の中核拠点として、営業体制や顧客対応力を強化する。
同社によると、タイ不動産市場は世界的な富裕層資金の流入、インフラ開発、観光需要の回復を背景に、東南アジア有数の投資市場として存在感を高めている。特にバンコクは、金融・経済・物流のハブとして成長しており、海外投資家や富裕層が集まるクロスボーダー市場として注目されている。
リストグループは日本、香港、シンガポールを中心とした海外顧客との取引件数が大幅に増加。タイオフィスの売上高は、コロナ明けの2023年と25年を比較して約4倍に伸びたという。売上拡大の背景には、同社が展開する「リスト サザビーズ インターナショナル リアルティ」の富裕層顧客ネットワークやタイ国内での高級不動産販売実績がある。
新オフィスが入るゲイソンアマリンタワーは、バンコクの高級商業エリア「ラチャプソン」に位置し、BTSチットロム駅に直結する高層オフィスタワー。周辺には高級ホテル、ラグジュアリーブランド、グローバル企業のオフィス、ハイエンドレジデンスが集積。
移転により同社は、営業人員やマーケティング機能、顧客対応体制を拡充する。今後はアジア各拠点との連携を深め、グローバル人材の採用強化や営業効率、ブランド発信力の向上を図るという。
List Sotheby's International Realty Thailandの玉邑憲一COOは、「今回の移転は単なるオフィス移転ではなく、タイをアジアクロスボーダー事業の中核拠点として位置付ける重要な投資」とコメントしている。





















