野村不動産 既存建物解体時の廃棄物低減へ 制震ダンパーのリユースなど

野村不動産は5月11日、国家戦略特別区域計画の特定事業である「ブルーフロント芝浦」で、脱炭素・サーキュラーエコノミーの実現に向けた新たな資源循環の取組みを実施すると発表した。建物ライフサイクル全体で資源循環を加速させる取組みの一環として、今回は、建物解体時に発生する資材を「貴重な資源」と捉え、開発用地の既存建物である浜松町ビルディングと東芝浜松町ビルで、元設計施工者かつ解体工事施工者である清水建設の協力のもと実施する。
具体的には、浜松町ビルディングで2014年の耐震補強工事で設置された制振ダンパーを、「ブルーフロント芝浦タワーN」(地上45階地下3階建て、2030年度竣工予定)にリユースすることを検討している。この規模の新築超高層建物で制振ダンパーのリユースに取り組むのは国内初という。
また、一般的に鉄スクラップのリサイクルはどこで何の用途の製品に生まれ変わっているのかが可視化されていないため、今回、浜松町ビルディングの解体で発生した鉄スクラップを指定電炉で製鋼し、その一部を「タワーN」の構造部材に使用することで、トレーサビリティを確保したクローズドループ(水平リサイクルを管理する仕組みのこと)の取り組みを行う。更に、空調機械のリサイクルや、什器転用、既存杭・基礎コンクリートの利活用、外装ガラス・タイルカーペット・石膏ボード・木材などを同一素材として再生などを行う。





















