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短期間・低コストに「コンテナ型」データセンター着工へ テクノロジーズ

 テクノロジーズ(東京都港区)は、ソーラーシェアリングと蓄電池の併用で消費電力の過半をまかなうという、グリーン・データセンター「大熊町自家発電併用データセンター整備事業」で、環境省所管の補助金対象に採択されたことで、2025年12月に工事着手する。2026年冬までに完成させ、2027年春までに稼働を開始する。

 同事業で採用するコンテナ型データセンターは、海上輸送などでも利用される国際規格のコンテナを活用する。これにより、空調設備や電源設備などと組み合わせ、外部と通信で接続し、短期間に低コストで構築できるという。増設や移設も容易になる特徴がある。電力の過半を再生可能エネルギーでまかなうことを目指し、引き続き、周辺地への太陽光発電の拡張と、ソーラーシェアリングの可能性を追究する。データセンターの整備で同社は現在、福島県双葉郡大熊町以外でも、茨城県小美玉市、栃木市、水戸市でも準備を始めている。