住友林業、ロンドンに最大規模の木造6階建てオフィス竣工

住友林業は英国ロンドンに開発した環境配慮型の木造6階建てオフィス「パラダイス・プロジェクト」を竣工、5月8日に記念式典を開催し、開発に携わった建設事業者、銀行、行政関係者など約70人が参加した。同社と現地大手ディベロッパー、バイウォータ・プロパティーズ社との合弁会社・パラダイス11社が開発を手掛け、23年3月に着工。現地の木造オフィスでは最大規模となる。
ロンドン市内の再開発が進むテムズ川南岸のランベス地区に所在。市内の主要路線に面する緑豊かな公園の隣接地に延べ7445平方メートル、コア部分RC造、一部柱梁鉄骨造の木造6階建てを建設。
建物内部の約2300立方メートルの木材を使用し、建物全体で約1900トンの炭素を固定した。また、資材の製造、運搬、建設、修繕、解体など建物のライフサイクル全体で発生する「エンボディドカーボン」のうち、修繕と解体を除くCO2排出量(アップフロントカーボン)を床面積1平方メートル当たり413キログラム二酸化炭素換算に抑制。現地自治体が着工前の計画段階で示していた基準値から約6割を削減した。
建物内部の梁、柱、天井など構造材を現し仕上げとし、バイオフィリックデザインを採用し、木の雰囲気やぬくもりの体現を図ったほか、構造材として仕様する木材の約80%は建物解体後に再利用可能な設計を採用。解体後も他の建物に再利用することで資源の循環の最大化を図った。
また、高遮熱性能の外壁の採用や屋上太陽光発電の設置によって、建物の利用時に発生するオペレーションカーボンを削減。建築物の稼働中のエネルギー効率を示す「EPC レート」で最高評価「A」、スマートビルディング認証の「WIRED SCORE」の最高評価「プラチナム」を取得した。更に、環境認証「BREEAM」の「エクセレント」や、健康配慮型オフィス認証「WELL」の「ゴールド」の取得も予定している。





















