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東急不動産 「箕面萱野駅前交通広場の上空立体利用等」の事業者に

  東急不動産は、大阪府箕面市の「箕面萱野駅前交通広場の上空立体利用(土地賃貸借契約)等にかかる提案募集」において、同社事業企画提案が選ばれ、4月16日付で同事業推進事業者となった。

  箕面萱野駅前交通広場は、23年度に北大阪急行南北線の延伸により開業予定の新駅、箕面萱野駅に隣接する。新駅は、地下鉄御堂筋線・北大阪急行南北線のターミナル駅となり、1日当たり2万8000人の乗降者数が見込まれている。同計画区域には駅開業に合わせてバスターミナルも整備される。これに伴いバス路線の大幅な見直しも計画されている。このため駅前交通広場の上空立体利用となる「駅ビル」と高架下活用の「高架下店舗」には期待が大きい。

  駅ビルは地上3階、延べ床面積約5500平方メートルで、用途は店舗およびバスターミナル。高架下店舗は地上1階、延べ床面積約900平方メートル。同社は、同事業の提案に際し、箕面の山並みとの調和や交通広場への自然光の取り込みに配慮しながら、隣接する「かやの広場」や千里川など豊かな自然環境を活かすプランニングを行った。

 具体的には、広場のにぎわいの起点となるオープンカフェや駅ビルと広場をつなぐ大階段を計画。施設を訪れる人たちに“憩い”をもたらす空間づくりを目指す。また隣接地で開発し03年から運営している大規模商業施設「みのおキューズモール」との調和も図る。