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田畑価格、米価下げ響く 賃借料が大正期以来最大の下落 不動研調査

 日本不動産研究所はこのほど、2015年3月末現在で調査した全国の田畑価格と賃借料の結果を公表した。
 2年連続で米価が大幅下落したことなどが要因となり、田畑の下落傾向が拡大。田の賃借料は大きく下げた。全国平均の普通品等10アール当たりの価格は、田が76万2323円(前年比4.2%下落)、畑が45万820円(同2.4%下落)。下落幅は前年と比べそれぞれ拡大した。田は23年連続、畑は24年連続の下落。
 10アール当たりの賃借料は、田が9565円(前年比8.3%下落)、畑が5297円(同3.4%下落)とそれぞれ下落した。下落幅は前年と比べてそれぞれ大幅に拡大。田の賃借料は、大正10(1921)年の調査開始以来最大の下落となった。