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マンション再生事業を強化、組織再編で売り上げ倍増へ 新日鉄興和不

 新日鉄興和不動産(東京都港区)が、マンションの建て替えをはじめとする再生事業を強化する。4月1日付けで、同社の建替推進部をマンション再生部として再編。同部署の下に再生コンサルティングチームを新設する。これまで進めてきた、建て替えに関する管理組合の支援からの建替事業参画に加えて、大規模修繕や改修を含めた再生全体の相談対応や支援ができる体制を整える。業務範囲を拡大するほか、修繕段階から管理組合の支援を行うことで、将来の建て替え事業を獲得する狙いもある。組織再編を通じて、再生事業の売上高は従前(建替事業)の年間平均40億円から、倍増の80億円以上を目指す。

 同社は1986年3月に東京都目黒区で、初のマンション建替事業を竣工。2005年4月には、マンション建替事業専門の組織を発足させるなど積極的に取り組んでいる。3月26日までに累計13件の実績があるほか、現在、11件について事業協力者として建て替えを推進しているという。