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リクルート部屋探しの実態調査(首都圏版)  「スマホで探す」が3.5倍の伸び

 リクルート(東京都千代田区)は7月4日、「2011年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査(首都圏版)」を発表し、賃貸物件を探す際に利用する情報源で、「スマートフォン」が昨年比3.5倍の伸びを見せ、また、不動産会社店舗の訪問数が調査開始以来最低となることが分かった。
 部屋探し時の利用情報源は、「PCサイト」が70.3%と最も高く、次が「不動産会社に直接訪問」「間取り等の資料、パンフレット」などとなっている。このうち、「スマートフォンサイト・アプリ」の利用率は2009年0.9%、2010年3.4%、2011年11.8%と2年連続大きく伸びた。
 不動産会社店舗の訪問数は平均1.9店舗と調査開始以来最低で、初めて2店舗を割った。部屋探しの重視項目は、「家賃」「路線・駅・エリア」「最寄り駅からの時間」「間取り」と続いている。
 この調査は1都3県(千葉、神奈川、埼玉)の、現在賃貸物件に居住していて、2011年4月1日~2012年3月31日までに入居、この物件選びに関与した男女627(有効回答数)人からの回答を基にしたもの。