東日本レインズに見る 12年の不動産流通市場 上期の総括と下期の展望①
連載: 不動産流通特集

中古マンション 成約数伸び過去最高に 3期連続で価格の下落
12年上期(1〜6月)に成約した首都圏中古マンションは1万6265件(前年同期比11・1%増)で5期ぶりの増加。前年同期は東日本大震災によって落ち込んだため当然大幅に増加しているが、2年前の同期と比べても2・9%増加、09年上期の1万6169件を上回って過去最高を更新した。成約件数を都県・地域別に見ると、東京都区部6031件(前年比17・5%増)、東京都多摩地域1674件(同8・9%増)、埼玉県2124件(同6・1%増)、千葉県2127件(同10・8%増)、横浜川崎地域3125件(5・4%増)、神奈川県他地域1184件(同9・0%増)で、首都圏全域で前年を上回っており、特に東京都区部が大幅に拡大している。また、前年同期に大きく減少した千葉県が2ケタの増加となっている。
同期の平均価格は2502万円(前年同期比2・1%下落、前期比0・8%下落)、1㎡当たりの単価は38・36万円(同2・2%下落、同0・7%下落)で、共に3期連続で下落した。01年から上昇してきた価格が08年下期にリーマンショックで下落に転じ、10年下期まで復調してきていたが、再びこの2年は下落基調に転じている。平均専有面積は65・21㎡、平均築年数は18・85年。取扱高ベースでの市場規模は4070億円で前年同期と比べて8・8%拡大しているが、1件当たりの価格が下落しているため、08年上期(4087億円)にはわずかに届かなかった。






















