紙上ブログ 不動産屋の独り言 852 賃貸現場の喜怒哀楽 稀に見る義理堅いお客様 不思議なご縁に感謝して
住宅新報 2026年5月26日 号 6面

当社管理物件に20年前に入居していた夫婦から久しぶりに電話があった。「今度、食事に行きませんか」との誘い。私がその物件の家主からあらぬ誤解を受けて管理を切られたため長いこと音信不通になっていたが、一昨年、家を購入すると私に連絡があり、「このアパートに入居した時から私たち夫婦は、家を買うときは坂口さんにお願いしよう、と決めていたんですよ」とのことで、当社から申し込みを入れさせて頂いた。家を見つけたのもその夫婦で、私は何もしていないのに仲介料100万円ほどが入ってきた。一銭も値切ることなく振り込んでくれた。一応型通りのお祝いをさせて頂いたが、それでは合わない話。
食事のお誘い
時々は思い出していたが、私も年賀状仕舞いをしているし再びごぶさたをしていたところに食事の誘い。ちょうど良かった、どこかおいしいレストランにお連れしようと思っていたら、「坂口さんは、鰻は食べられましたよね」と聞く。「はい、食べられますよ」と答えたら、「では鰻にしましょう」と言う。私が「立川で一番おいしい鰻屋さんが昨年店仕舞いをしてしまったので、日野の鰻屋さんに行きましょうか、そこも有名店ですから」と言うと、「八王子においしい鰻屋さんがありますのでそこにお連れしますよ」と言う。「ちょっと待って、お連れしますって、私がご馳走させて頂きますよ」と言うと、「とんでもない、食事に誘ったのは我々なんですから我々のおごりです」と。






















