紙上ブログ 不動産屋の独り言 846 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 これも管理会社の仕事 家主から近隣工事の相談受け
住宅新報 2026年4月7日 号 6面

当社で管理するアパートの向かい側の小学校で近々大規模な改修工事が行われるらしい。家主から「うちに工事の同意書が送られてきたけど、どうしたらいいんでしょう。アパートの室内にも入って現状をチェックしたいと書いてあります」という。すると、その工事は大きな振動を伴うのか。だが、入居者のプライバシーの問題がある。6世帯全員が快くOKしてくれるとは限らない。その場合、「事前に見せてもらえなかったから、後になって壁がヒビ割れしたと言われても補償できかねます」と言われたりするかも。いずれにしても、家主は高齢だし、遠方に住んでいる。膝や腰を痛めているから自身では立ち会えない。それで、「よろしければ私が全て代理して手続きしますよ」と伝えると、「そうして頂けると助かります」と喜んでくれた。
代理で対応
工事を請け負う会社に連絡して、家主に送った書類と同じものを当社に送るよう依頼したら、数日して郵送されてきた。同意書には「家主もしくは代理人」と記載する欄があったので安堵。すぐ押印して送り返した。すると数日後に担当者から電話があった。私が、「室内は入居者のプライバシーがあって、中をチェックさせてくれとは言いづらいものがあります。常識的に考えて、それが工事前からのものなのか工事によって傷んだものかは見れば分かりそうなものだと考えますので、何かありましたら誠実に対応してください」と伝えると、「はい、分かりました」とのこと。あの対応なら、後でトラブルになることはないだろう。担当者には「家主の立会いが必要なことなどありましたら今後は当方にご連絡ください。すぐに伺いますので」と伝えた。






















