大東建託 防災配慮賃貸「FEEL」 在宅避難を前提に設計 回遊動線・蓄電で生活継続支える
住宅新報 2026年3月31日 号 6面
大東建託は3月23日、横浜市都筑区で防災配慮型賃貸住宅「FEEL(フィール)」第1号棟の現場見学会を開いた。災害時にも日常に近い暮らしを維持する「フェーズフリー」の考え方に基づき、在宅避難への対応を重視したシリーズ第4弾だ。同社はこれまで、水害対策型の「ニーモ」、防災アイテムを備えた「エール」、アウトドア志向の「ドーモ」を展開。「フィール」は、避難所不足や生活環境の課題を背景に、「住み慣れた自宅で避難し続けられる環境」を整備する位置づけで、賃貸住宅を地域インフラとして再定義する試みだ。
建物は2階建て2×4工法を採用し、普及を見据えたコスト設計とした一方、耐震等級3や長期優良住宅認定基準に対応。回遊動線や大容量収納により、日常の家事効率と非常時の移動のしやすさを両立し、「ローリングストック」による備蓄も可能とした。太陽光発電や蓄電池を組み合わせたZEH仕様により、停電時でも一定時間の電源確保ができるなど、生活継続性を高める設計が特徴だ。
第1号棟(全6戸)は1LDK(約43m2)と2LDK(約57m2)で構成し、賃料は約13万円台から15万円台。周辺相場と同水準の設定ながら、防災機能を備えた付加価値型住宅として位置付けられる。着工前に満室となるなど、子育て世帯やペット同居世帯を中心に在宅避難ニーズの高い層から関心を集めた。























