居住支援の転換点(上) 現場任せで回る実務――それは持続するのか
住宅新報 2026年3月24日 号 6面

地域で管理業務を行うユマニテ(東京都世田谷区、大久保始代代表取締役)は、居住支援に携わって約40年。高齢者や精神障害者などを支援する団体から相談を受け、事情を説明しながらオーナーと調整し、入居につなげる対応を続けてきた。孤独死への不安などから入居をためらうオーナーも多く、判断には個別の説明や信頼関係が欠かせない。若い頃に古くからの大家に「ここまでやらずに逃げるのか」と言われた経験もあるという。こうした調整対応は標準化された業務ではなく、担当者の判断や関係づくりによって成り立っている。
属人化する構造
入居判断や物件調整、支援団体との連携などは、地域の事情や物件条件、オーナーの意向によって対応が変わる。経験やネットワークを持つ担当者が調整役となり、個別に対応しているケースも少なくない。






















