紙上ブログ 不動産屋の独り言 822 賃貸現場の喜怒哀楽 土地勘のない入居者と雑談 広義でこれも不動産屋の仕事
住宅新報 2025年10月14日 号 6面

地方から多摩地域に引っ越してきた女性がいる。当社の管理物件に入居することになったが、この地域に遊びに来たこともなく、右も左も分からない。漠然とこの地に住みたいと願っていたようだ。今まで住んでいた地域は地盤が緩く、小さな地震でも揺れが大きく感じられるから怖くて暮らせないとのこと。多摩地域にも立川断層があるから絶対安心とは言えないが、「それでも水害や土砂崩れの心配をしないで済むだけでもありがたい」と言う。
人柄は好印象
引っ越してきて荷物の片付けが一段落した頃、あいさつに来てくれた。「この町は住みやすいですね。何でもそろっているし、緑も多くて、新生活が始まることでワクワクしています」と笑う。そこまで言ってくれたら不動産屋冥利に尽きる。引っ越しに伴い会社も退職し、しばらくゆっくりしてから職探しを始めるとか。それで「もしよろしければ、私は毎週水曜日にはファミレスのモーニングに行っていますのでいらっしゃいませんか。朝7時に店が開きますので少し早いですけど私は開店と同時に入ります。事前連絡なしでいきなり来ていただいて構いませんよ。他にも何人かのお客様に声を掛けているのでバッティングするかもしれませんが、私が声を掛けている人はみんな人柄がいいですからご一緒しても大丈夫だと思いますね」と言うと、「はい、機会を見て伺わせていただきます」と答える。






















