紙上ブログ 不動産屋の独り言 815 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 ほほえましい高齢者同士の付き合い 管理物件の前で出会って
住宅新報 2025年8月26日 号 6面

当店の近くの古くて小さな貸家の前を通ったら、バイクが停まっていて、高齢の女性が何やらメモを書いている。
「どうしましたか。私はこの家の管理会社の者ですが、Kさんは昼間ほとんどいませんよ。朝9時には家を出て、大体5時くらいに帰ってきます」と私が声をかけると、「そうですか、私はKさんの小学校の時からの同級生で、今日はKさんに頼まれたものを買って届けに来たんですよ。大したものじゃないし、玄関にぶら提げてメモを残しておこうと思って」とのこと。この地域は玄関に何かを提げておいても盗まれることはまずないだろう。以前は、鍵を玄関ドアに差し込んだまま家の中に入って過ごしていたなんてこともある。
隣町からバイクで






















