紙上ブログ 不動産屋の独り言 809 賃貸現場の喜怒哀楽 経営破綻した企業の後片付け 残された社員の支えになれば
住宅新報 2025年7月8日 号 6面

2DKの貸家を借りていた会社(本社は神戸)の東京支店が突如経営破綻に陥った。5人ほどの従業員からすれば青天の霹靂。中には前月に住宅を購入した人もいた。貸家の家賃は前月半ばに振り込まれるので、しっかりした会社だと思っていたが、何があったのか。人を使う、雇うということは大変なこと。うちは自営業だから、給料を持ち帰れなくても自分が耐えていられれば済む。破産が決まって給料がもらえないと分かっていても、中年の女子社員が毎日出てきて片付けをしているのには頭が下がる。関西にいる社長は「私は片付けに行けないので、事務機の処分はそちらでお願いできないか」と言う。残されているのはリースの事務機だけでなく、事務机と椅子が人数分、PCが5台。そして大量の紙ゴミだ。
買い取り先探すも
本来なら、借主側で物件内を片付けて明け渡すものだが、物理的に無理だから、今は毎日、家主が少しずつ片付けていて、私も協力している。事務機なんかの買い取り業者を探して見積もりを依頼したが、ある業者は買い取るどころか「処分費で20万円は掛かる」とのこと。それでは持ち出しとなる。最近は、うちにも家主宅にも、よく「何でも買い取ります」と業者のチラシがポスティングされているが、問い合わせてみると、どこも「事務機などの買い取りはしていない」とのことで、本来は貴金属が対象なんだろう。






















