紙上ブログ 不動産屋の独り言 808 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 入居女性から受けた相談 隣人のアプローチに困惑
住宅新報 2025年7月1日 号 6面

店番中にスマホが鳴った。管理アパートの入居者である若い独身女性からだ。「ちょっと相談したいことがあります」と言う。もともとが神経質な人で、心を病んでいて、今は生活保護を受けているため日中もほぼ部屋から出ない。設備故障の連絡かなと思っていたら、「同じアパートのAさんが私のスマホに頻繁にCメールを送ってくるので怖いです。どうしたらいいでしょう」とのこと。Aさんは、根は悪い人ではないがクセがある。以前は別棟のアパートの独身女性の部屋のチャイムをよく鳴らしていたみたい。下心でなく、心配している側面もあるとは思うのだが。
善意で協力したら
特に何かで接点がある訳でなく、どうしてAさんが彼女のスマホの番号を知ることになったのか不思議だ。話していたら、「そういうことか」という理由が判明した。しばらく前にAさんが訪ねてきて、「家の中でスマホが見えなくなって、すみませんが、私が部屋に戻った頃にこの私の番号に電話してみてもらえないですか。着信音で見つかるかも知れませんので」と頼まれて、言われた通り電話したらしい。すぐにまたやって来て、「助かりました、見つかりました」とお礼を言って帰ったのだが、それで彼女の携帯番号をゲットしたんだろう。それからというもの、用もないのに頻繁にメールが届くようになったらしい。






















