紙上ブログ 不動産屋の独り言 801 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 高齢入居者からの確認依頼 今の時代、こんなことがあるとは…
住宅新報 2025年5月13日 号 6面

当社の管理アパートに住む生活保護の高齢女性が訪ねてきた。「頼みたいことがあるんだよ。私は最近電気代と電話代を払ってないと思うんだけど、毎晩いつ止められるかと心配で寝られないんだよ。あんたからどうやって支払ったらいいか聞いてみてもらえないかね。溜まってる分はすぐに払うから」とのこと。光熱費のうちの水道代は生活保護受給者に請求されないのは知っていたが、電話や電気は督促状を送っても支払われなければ割とさっさと止められる。それは心配だろう。
代理を認めず
その日は土曜日だったのでNTTはサービス時間外。東京電力にはつながったが、電話に出たオペレーターは「本人確認がしたいので、傍にいらっしゃいますか」と聞く。耳が遠いので、「はい」とだけ返事をしてもらって、後は私が代わって話をしたが、「本人とでなければお話しできません」と言う。「いや、本人は耳が遠くて会話が成り立たないと思います。第一、用件は『支払いを待ってくれ』ではなく『すぐに支払いたい』なんだから、請求書とか振込票を本人に送ってくれればいいだけです」と言ったが通じない。なので月曜日に改めることにした。ところが、である。NTTは「当社は隔月の請求で、お調べしましたら直近の分まできちんと支払われています。間隔が長く空いているのでご本人が未払いだと勘違いなさっているのでは」とのこと。






















