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プレミアム会員限定不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 793 度重なる滞納で壊れた信頼関係 今さら手遅れではないか

住宅新報 2025年3月11日 号 6面

連載: 不動産屋の独り言 〜賃貸現場の喜怒哀楽〜

管理(賃貸・分譲)
不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 793 度重なる滞納で壊れた信頼関係 今さら手遅れではないか

 当社が家賃管理をするアパートに、毎月家賃が遅れる男性がいる。何度も督促して、やっと月の半ば過ぎに振り込んでくる。電話しても用件が分かっているから出ないし、着信記録が残っているはずだが折り返しもない。メールも、何度送っても返信がない。LINEではないから「既読」は付かないが、私からのメールはスルーしているのだろう。本当にイライラする。昔はそんな人ではなかったが、自営業の仕事も上手くいかなくなったものか。

近づく更新期限

 入居したのは10年ほど前。当時は保証会社などなかったから実の弟に連帯保証人になってもらったが、その弟に電話しても出ない。おそらく「こういう電話番号の不動産屋から電話がいくかもしれないけど出なくていいから」とでも言われているのだろう。中には、登録してなくて知らない番号からの電話には一切出ないという人もいるが、何度も電話が掛かってくれば「とにかく一度だけ出てみるか」となりそうではないか。今頃は着信拒否に登録しているだろうか。毎月立て替えが発生しているからつらいし、家主には申し訳ないが、もう退去してほしいと思っていたら、幸いなことに更新期限が迫っていることに気が付いた。携帯の留守番電話に、「毎月家賃が遅れて立て替えが発生しているし、電話にも出ないし折り返してもこない。メールの返信もないので信頼関係が崩壊しています。それは契約解除の正当理由になります。次の更新契約は結べません。契約期限までに退去してください」と録音した。

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