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プレミアム会員限定不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 789 劣化した照明器具の交換で 費用負担はどちらがすべきか

住宅新報 2025年2月11日 号 6面

連載: 不動産屋の独り言 〜賃貸現場の喜怒哀楽〜

管理(賃貸・分譲)
不動産屋の独り言 賃貸現場の喜怒哀楽 789 劣化した照明器具の交換で 費用負担はどちらがすべきか

 隣町のアパートで一人暮らしをしている高齢男性が更新契約に来て、こんなことを言う。「部屋の照明器具が急につかなくなって、台所の明かりでしのいでいた。不便なので近所の電器屋に見てもらうと、『これは蛍光管が切れたのではなくて、器具そのものの故障ですね』と言われて、自分でお金を払って照明器具を交換してもらった。私の負担になるのは仕方ないですかね」と。そのアパートは築35年。最初から付いている照明器具で、老朽化しているのだから当然に家主が負担すべき費用なのだが、問題がある。

事前相談なく

 入居者が家主や管理会社に事前の相談もなく勝手に修繕をして、後で領収書を出して「これ、家主に出してもらえないか」と聞かれても「結構ですよ」とは言えないのだ。疑うわけではなく、本当に必要な器具交換だったのか、適正な費用だったのか分からない。「契約書を家主宅に持って行って署名捺印をしてもらう際に話してみますが、家主が支払ってくれるかどうかは分かりません。たぶん寿命だとは思います。家主にはそう説明しますが、納得してくれなかったら、ごめんなさい、になります。何度も家主や管理会社に連絡していたのに無視されていた、というなら自分で交換して次に家賃を支払う時に差し引いてもらうのはOKですけど」と言うと、「なるほど、それはそうですね」と納得してくれた。

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