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プレミアム会員限定紙上ブログ 不動産屋の独り言 788 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 爆音響かせる厄介な借主 他人の迷惑など知ろうともせず

住宅新報 2025年2月4日 号 6面

連載: 不動産屋の独り言 〜賃貸現場の喜怒哀楽〜

管理(賃貸・分譲)
紙上ブログ 不動産屋の独り言 788 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 爆音響かせる厄介な借主 他人の迷惑など知ろうともせず

 当社管理の店舗を借りている中年男性。車は外車のクラシックカー、バイクは1970年製のハーレーダビッドソンを所有している。このバイクの音がたまらない。エンジンを始動させると商店街に「バリバリバリガリガリガリ」と爆音が響く。しかも、バイクに乗るのは夕方から夜にかけて。向かいのマンションの住人や近隣から当社に「何とかしてほしい」とのクレームが入ってくる。管理会社としても注意しない訳にはいかないが、「でも車検も通っていますし、マフラーは純正部品です。ハーレーはああいう音ですから。純正でないマフラーに替えろ、と言うならマフラー代を払ってくれるんですよね。私は、一部でも純正のハーレーでなくなるのは嫌ですが」と言う。

純正だからと

 私が「純正かどうかでなく、現実に近隣に迷惑が掛かっているのだから、ここでエンジンをふかすのは止めてもらいたいんだよね」と言うと、「これが1970年製のハーレーの音なんだから仕方ないでしょう。じゃあ、どこまで引っ張っていってからエンジンを掛ければいいのですか。ここは商店街だから、一番気にならないんじゃないの」と、頑として迷惑な音だとは認めない。「私が知っているハーレーの音は、もっと静かで、ヒタヒタヒタって感じの音だよ」と言っても、「それは最近のハーレーの音で、これはクラシックタイプだからこういう音になるんですよ」と返す。私は「お金持ってんだから最新のハーレーに買い替えたら?」と嫌味を言ってやった。

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