紙上ブログ 不動産屋の独り言 764 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 義理堅いお客さんからの購入依頼 うれしさに涙があふれて
住宅新報 2024年8月6日 号 6面

10年前、あるアパートの管理を打ち切られた。私が何か失敗をして家主や入居者に迷惑をかけた訳でなく、女性家主から突然だ。相続の相談にも丁寧に乗っていたほど。どうして管理を解約されたのか全く訳が分からなかった。
この家主の夫のCさんは40代で亡くなった。存命中に両親が全ての不動産の名義をCさんに替えていたから、本来は赤の他人の家主と義姉二人との間で、相続に関してもめそうになった。家主もアパートに隣接する母屋で義母と一緒に暮らしていたが、Cさんの死後、義母の老後の世話はせずに、自分と娘はすぐに家を出てしまっているのだから。
音信不通を経て






















